伊豆の家で暮らしていて、思ったより良かったのは朝の時間だ。
100万円の家を買った時に考えていたのは、家賃、修繕、トイレ、仕事のことだった。朝の時間がどう変わるかまでは考えていなかった。
暮らし始めてみると、光で目が覚め、クロムと外へ出て、自分で直した場所でぼーっとする。そういう時間が、少しずつ家の一部になってきた。すべてが楽になったわけではないけれど、ここに来てよかったと思う瞬間はある。
朝日で目が覚める。寝たい日はカーテンを閉める
朝になると、太陽の光が正面から入ってくる。だいたい日の出とともに部屋が明るくなるので、5時や6時くらいに自然と目が覚めることもある。
もちろん、起きたくない時はカーテンを閉める。それでも、朝日で部屋が明るくなって目が覚めるのは、けっこう気持ちいい。
起きたら、コーヒーを飲んで、タバコを吸って、それから犬のクロムの散歩へ行く。そういう朝の流れができた。
散歩に出ると、鳥の声が近い
埼玉にいた頃と比べて何が違うかと言われると、いちばん大きいのは静かさかもしれない。外に出ると鳥の声が聞こえる。車の音や人の気配より、自然の音の方が近い。
別に埼玉が悪かったわけではない。ただ、伊豆の山の上では、朝の始まり方が少し違う。
海を見ながら歩ける場所もある。別荘地の中を1周すると、1時間半くらい歩ける。上の方には公園もある。犬と暮らすには、この環境はかなり大きい。
賃貸の頃は、周囲への気遣いや引っ越しのしにくさもあった。今は自分の場所として、クロムとの暮らしを作れている感覚がある。
直したベランダも、暮らす場所になってきた
直したベランダに出て、ぼーっと外を見る時間もある。買った時から完成していた場所ではない。傷んでいたところを直し、少しずつ使える場所にしてきた。
近くにはミニトマトもある。そういう小さいものが増えてくると、暮らしが少しずつ整ってきた感じがする。
家を買った直後は、トイレや修繕のことで頭がいっぱいだった。2年ほど暮らしたこの記録の時点では、こういう朝の時間も家の一部になっていた。
掲載写真はデッキの犬とハンモックです。記事の家・撮影時期・工程との対応は未確認で、特定の朝や修繕前後、安全性を示すものではありません。

玄関の横には車がある。直していないものもある
もちろん、全部がきれいに整っているわけではない。
車は使いやすくなった。玄関を出てすぐ車に乗れる。駐車場へ行くというより、家のすぐ横に車がある感覚に近い。
ただ、ミニクーパーはもうボロボロだ。この記録の時点では、バイクもあまり使っていなかった。バッテリーが上がっていて、そのうち直したいと思っていた。
便利さと手間が混ざっている。でも、自分の家だから、その手間も少しずつ直していけばいいと思える。
安い家を買ったことで、すべてが楽になったわけではない。最初に気にしていた家賃や修繕のことだけでなく、日々そこでどう過ごすかも、暮らしの実感になっていった。
この家の、ほかの記録
100万円の家を買ってからの暮らし
購入から約2年、修繕や生活の変化まで。
自分で直したベランダの記録
業者の見積もりを受け、単管DIYで生活できる場所にした経緯。
伊東の山の上で暮らす買い物事情
車で使う店と、徒歩で帰る坂道や荷物の負担。