この記事は、伊東市で100万円の中古住宅を買い、2024年9月17日の購入から2026年7月時点まで、約1年10か月持った時点で確認できている費用を整理した研究記録です。
100万円の家は、本当に安く持てるのか。
買う前の自分も、たぶんそこが一番気になっていました。物件価格は100万円。でも、家は買ったら終わりではありません。購入時の諸費用、登記、管理費、水道、固定資産税、修繕、トイレ、屋根、ベランダ。住める状態に近づけるまで、いろいろなお金が出ていきました。
この記事では、僕が実際に約2年間持った100万円の家について、資料で確認できた金額、本人確認で整理した金額、本人記憶にもとづく概算、まだ未確認の費用を分けて整理します。
結論から言うと、物件価格は100万円でしたが、購入時関連費用と購入後約2年間の修繕・税金・管理・水道等を合わせると、補助金差し引き後の総額は現時点で2,500,500円。およそ250万円です。
つまり、100万円の家を買ったけれど、住める状態にして維持するところまで含めると、実質では約250万円かかっていた、というのが今のところの研究結果です。
ただし、登記・司法書士関係費用は領収書未確認で、購入時総額の記憶から逆算した概算です。また、実際の経過期間は2024年9月17日から2026年7月時点までの約1年10か月です。月平均は比較しやすいように、2年間=24か月として単純換算しています。
先に結論
- 物件価格は100万円です。
- 購入時関連費用は、記事上は約150万円として扱います。
- 資料確認済み・本人確認済みの購入時関連費用は1,413,882円です。
- 登記・司法書士関係費用は領収書未確認で、約86,118円を本人記憶による概算として置いています。
- 購入後約2年間の修繕・税金・管理・水道等は、補助金差し引き後で1,000,500円です。
- 購入時関連費用と購入後約2年間の費用を合わせると、補助金差し引き後の総額は2,500,500円です。
- 24か月で単純換算すると、月平均は約104,188円です。
- 購入費を除いた24か月換算の負担は、月平均約41,688円です。
今回検証する物件
| 項目 | 内容 | 状態 |
|---|---|---|
| 所在地 | 静岡県伊東市 | 確認済み |
| 購入日 | 2024年9月17日 | 確認済み |
| 購入価格 | 100万円 | 資料確認済み |
| 購入時関連費用 | 約150万円 | 一部概算 |
| 築年数 | 購入時点で約38年 | 確認済み |
| 建物面積 | 約60㎡ | 概算 |
| 土地面積 | 約50坪 | 概算 |
| 居住・所有期間 | 2024年9月17日〜2026年7月時点。約1年10か月 | 確認済み |
確認状態を分ける
この記事では、金額の確認状態を次のように分けます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 資料確認済み | 請求書、領収書、売買関係資料などで確認できているもの |
| 本人確認済み | 本人の支払い記憶や作業内容として確認したもの |
| 本人記憶による概算 | 本人の記憶や支払総額との差額から置いている金額 |
| 概算 | おおよその金額は分かるが、端数や細部までは確定していないもの |
| 未確認 | 存在や金額をまだ確認できていないもの |
購入時にかかった費用
購入時関連費用は、記事上では約150万円として扱います。
このうち、資料確認済み・本人確認済みの金額は1,413,882円です。
| 費用 | 金額 | 状態 | メモ |
|---|---|---|---|
| 不動産売買代金・固定資産税等精算金 | 1,018,882円 | 資料確認済み | 売買代金と購入時の月割り精算分を含む |
| 仲介手数料 | 330,000円 | 資料確認済み | 税抜300,000円、消費税30,000円 |
| 令和6年度の別荘地管理費 | 35,000円 | 資料確認済み | 購入時関連費用に含める |
| 簡易水道の名義変更料 | 30,000円 | 資料確認済み | 水道基本料金、水道使用料とは別 |
| ここまでの確認済み合計 | 1,413,882円 | 資料確認済み・本人確認済み | 資料または本人確認で確認できた金額 |
| 登記・司法書士関係費用 | 約86,118円 | 本人記憶による概算 | 購入時総額が約150万円だった記憶から逆算。領収書未確認 |
| 購入時関連費用 | 約1,500,000円 | 一部概算 | 最終確定額ではない |
ここで大事なのは、約150万円のうち、1,413,882円までは資料または本人確認で根拠を確認できていることです。
残りの約86,118円は、登記・司法書士関係費用として考えると、本人の「全部でだいたい150万円払った」という記憶と合います。ただし、これは領収書で確認した金額ではありません。なので、確定額ではなく、本人記憶にもとづく未確認概算として扱います。
購入後約2年間にかかった費用
次に、購入後約2年間の修繕、税金、管理費、水道代を見ます。
ここでは、購入時関連費用とは別に、家を住める状態に近づけたり、持ち続けたりするためにかかった費用を整理します。
| 費用 | 金額 | 状態 | メモ |
|---|---|---|---|
| 外部工事の請求額 | 855,250円 | 資料確認済み | 軒天、破風、木工事、足場、諸経費、煙突工事、塗装費を含む |
| 伊東市の補助金 | -77,750円 | 本人確認済み | 入金済み。消費税を除いた工事費の10% |
| 外部工事の実質負担 | 777,500円 | 資料確認済み・本人確認済み | 補助金差し引き後 |
| ベランダ補修 | 約16,000円 | 本人記憶による概算 | 単管は残置物を流用。金具、モルタル、木材、塗装関連 |
| トイレ費用 | 約40,000円 | 本人確認済み | 便器本体約30,000円、ウォシュレット約10,000円。追加部材費なし |
| 屋根用ペンキ | 約30,000円 | 本人確認済み・概算 | 今回はペンキ代だけ計上。道具代や安全用品は含めない |
| 固定資産税 | 36,000円 | 本人確認済み | 購入時の月割り精算とは別に、購入後に年18,000円を2回納付 |
| 追加計上する別荘地管理費 | 35,000円 | 本人確認済み | 年額35,000円を2回支払い済み。購入時関連費用に1回分を含めているため、ここでは追加1年分だけ計上 |
| 水道基本料金 | 30,000円 | 本人確認済み | 年15,000円×2回。管理費と同時期に請求 |
| 水道使用料 | 約36,000円 | 本人確認済み・概算 | 4か月ごとに約6,000円×6回。上限を超えたことはない |
| 購入後約2年間の合計 | 1,000,500円 | 一部概算 | 補助金差し引き後 |
外部工事はまとめて計上する
以前の記事では、大工工事50万円、足場25万円、塗装屋6万円という形で分けていました。
ただ、今回確認した請求書では、外部工事の合計は税込855,250円でした。内訳は、軒天井板、破風板、木工事、足場代、諸経費、煙突工事です。塗装費もこの外部工事請求書の中に含まれています。
そのため、この記事では大工工事、足場、塗装関連を別々に足すのではなく、外部工事請求書855,250円へ統合します。
塗装屋6万円も、今回は別途加算しません。ここを別に足してしまうと、工事費を二重に数えることになるためです。
補助金は差し引き前と差し引き後を分ける
外部工事の請求額は855,250円でした。
この工事について、伊東市の補助金77,750円が入金されています。補助金は、消費税を除いた工事費の10%として計算されています。
そのため、外部工事の実質負担は次のように見ます。
| 外部工事の請求額 | 855,250円 |
|---|---|
| 補助金 | -77,750円 |
| 補助金差し引き後の実質負担 | 777,500円 |
支出総額を見る時は855,250円。実際の負担を見る時は777,500円。この記事では、この2つを混ぜないようにします。
水道費用は3つに分ける
水道まわりの費用は、混ざりやすいので3つに分けます。
- 購入時の簡易水道名義変更料:30,000円
- 毎年4月ごろに請求される水道基本料金:15,000円×2回=30,000円
- 4か月ごとの水道使用料:約6,000円×6回=約36,000円
名義変更料は購入時関連費用に含めます。基本料金と使用料は、購入後約2年間の維持費として扱います。
水道使用料は、4か月ごとに約6,000円でした。6回分として、約36,000円で計算しています。上限を超えたことはありません。
現時点の約2年間の集計
補助金差し引き後で見ると、現時点の集計は次の通りです。
| 区分 | 金額 | メモ |
|---|---|---|
| 購入時関連費用 | 約1,500,000円 | 確認済み1,413,882円+登記・司法書士関係費用の本人記憶による概算 |
| 購入後約2年間の修繕・税金・管理・水道等 | 1,000,500円 | 補助金差し引き後。一部概算を含む |
| 総額 | 2,500,500円 | 現時点の仮集計 |
補助金差し引き後の総額は、現時点で2,500,500円。およそ250万円です。
実際の経過期間は、2024年9月17日から2026年7月時点までの約1年10か月です。ただ、月平均を比較しやすくするために、ここでは2年間=24か月として単純換算します。
24か月で割ると、月平均は約104,188円です。
ただし、この中には土地と建物の購入費約150万円が含まれます。購入費を除いた、修繕・税金・管理・水道等だけで見ると、1,000,500円。24か月換算では、月約41,688円です。
補助金差し引き前でも見る
補助金を差し引く前の支出総額も見ておきます。
| 区分 | 補助金差し引き前 | 補助金差し引き後 |
|---|---|---|
| 購入時関連費用 | 約1,500,000円 | 約1,500,000円 |
| 購入後約2年間の修繕・税金・管理・水道等 | 1,078,250円 | 1,000,500円 |
| 総額 | 2,578,250円 | 2,500,500円 |
| 24か月換算の月平均 | 約107,427円 | 約104,188円 |
| 購入費を除いた24か月換算の月平均 | 約44,927円 | 約41,688円 |
補助金があったことで、実質負担は77,750円下がりました。
この金額だけで人生が変わるわけではありません。でも、古い家の修繕では、こういう補助金が使えるかどうかで、手元に残るお金は確実に変わります。
100万円の家は、100万円だけでは住めなかった
この家は、物件価格だけを見れば100万円でした。
でも、実際には購入時関連費用で約150万円。その後、外部工事、トイレ、ベランダ補修、屋根用ペンキ、固定資産税、管理費、水道代がかかりました。
約2年間で見ると、補助金差し引き後でも総額は2,500,500円。およそ250万円です。
この数字を見ると、「100万円の家」と言っても、100万円だけで住めるわけではないことが分かります。
一方で、家賃とは違い、購入費には土地と建物が残ります。外部工事やベランダ補修も、その後の生活に使える部分です。だから、賃貸の家賃と単純に比べることはできません。
それでも、安い家を買う前に、物件価格以外のお金を見ておくことは大事でした。
買う前に見ておきたい費用
この記録から考えると、安い家を見る時は、少なくとも次の費用を分けて考えた方がよいと思います。
- 物件価格
- 仲介手数料
- 登記・司法書士関係費用
- 固定資産税の精算金
- 毎年の固定資産税
- 別荘地や管理組合の管理費
- 水道の名義変更料、基本料金、使用料
- すぐ必要になる修繕費
- DIYで直す費用
- 業者へ頼む費用
- 補助金が使えるかどうか
- 火災保険や地震保険
100万円という価格だけを見ると、安く見えます。
でも、実際には「買えるか」だけでなく、「買った後に直せるか」「毎年持てるか」「自分で管理できるか」まで見ないといけませんでした。
まだ含めていない費用
今回の集計にも、まだ含めていないものがあります。
- 火災保険や地震保険
- 電気、ガス、通信、暖房など通常の生活費
- 廃材処分、配送、交通費などの小口支出
- 屋根塗装の道具代、安全用品
- DIYに使った自分の作業時間
- 売却時の価格や現在価値
ここまで入れると、生活費や資産価値の話も混ざってきます。
この記事では、まず「購入時にかかったお金」と「購入後約2年間で家を維持・修繕するためにかかったお金」に絞って整理しました。
現段階の研究結果
現時点の研究結果は、こうです。
100万円の家は、100万円だけでは住めませんでした。
購入時には、仲介手数料、管理費、水道名義変更料、登記・司法書士関係費用などが加わり、総額は約150万円になりました。
その後、外部工事、トイレ、ベランダ補修、屋根用ペンキ、固定資産税、管理費、水道代などを合わせて、補助金差し引き後で1,000,500円かかりました。
合計すると、補助金差し引き後の総額は2,500,500円。およそ250万円です。
購入費を除いても、約100万円。24か月換算では月平均で約41,688円です。
家賃がなくなったことで楽になった部分はあります。でも、古い家を持つということは、修繕や管理の費用を自分で引き受けることでもありました。
この家の場合、固定資産税は年18,000円と低く、住まいの固定費を下げる面では助かりました。一方で、住める状態に近づけるための修繕費はかなり大きかったです。
だから、安い家を見る時は、物件価格だけで判断しない方がいい。
100万円の家は、完成した暮らしを100万円で買うものではありませんでした。古い家を買い、自分で直し、人にも頼み、約2年間かけて生活できる場所にしていく。そのための総額が、僕の場合はおよそ250万円だった、という記録です。
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更新履歴
- 2026-07-24:購入時関連費用、外部工事請求書、補助金、管理費、水道費、ベランダ補修費を整理し、約2年間の実質コストを再集計しました。

