伊豆で物件を探すと、500万円以下の中古住宅、別荘、リゾートマンションを見かける。数だけ見れば「意外とある」と感じるかもしれない。ただし、500万円以下という条件だけで、実際に暮らせる家が簡単に見つかるわけではない。ここでは、100万円の家と20万円のリゾートマンションを買った経験から、安い物件を見る時に感じていることを書く。
500万円以下でも種類が違う
同じ500万円以下でも、戸建て、別荘地の家、リゾートマンションでは負担が異なる。戸建ては自分で屋根や外壁を管理する。マンションは管理費や修繕積立金を毎月払う。別荘地では独自の管理費や水道費がある場合もある。
販売価格だけを横に並べても、本当の負担は比較できない。
安い戸建てで見るところ
伊豆では坂道や傾斜地に建つ家が多い。地図では駅や海に近くても、歩くと急坂ということがある。道路が狭い、駐車しにくい、工事車両が入りにくいといった問題もある。
建物の修繕だけでなく、接道、擁壁、排水、車の出入りまで現地で確認する必要がある。
マンションは管理費を見る
20万円のリゾートマンションを買った経験から、価格の安さと所有コストは別だと感じている。購入価格が一度きりでも、管理費や修繕積立金は所有している間ずっと続く。
温泉や共用設備がある物件では、その便利さを維持する費用も必要になる。使う頻度が少なくても支払いはなくならない。
掲載情報だけでは分からない
物件サイトの写真は入口にすぎない。室内がきれいでも、雨漏り、給排水、道路、管理状況などは写真だけでは分からない。逆に、見た目が古くても、構造や立地が自分に合う物件もある。
掲載価格を見てすぐ「安い」と判断せず、年間費用と必要な修繕を書き出すようにしている。
私ならどう絞るか
まず、戸建てかマンションかを決める。次に、毎年払える固定費の上限を決める。そのうえで、車の出入り、生活設備、災害リスク、修繕の優先順位を見る。
DIYで直せることを前提にしすぎないことも大切だ。時間がない時や危険な工事は、業者へ頼む費用が必要になる。
件数より先に自分の条件を決める
安い物件を見続けていると、価格の低さそのものが目的になりやすい。もっと安い家が出るかもしれないと思い、必要な条件が曖昧になる。私は自分で購入してから、価格順に眺める前に、生活できる地域、毎月払える費用、直せる範囲を決める重要性を感じた。
例えば海が見えることに価値を感じても、坂道や塩害、強い風との付き合いが生まれる。静かな場所を選べば、買い物や通院に車が必要になるかもしれない。一つの魅力には、たいてい別の負担が付いている。
このサイトで物件を調べる時も、安い順の一覧だけにはしないつもりだ。購入価格、管理費、税金、修繕の必要性、道路や暮らしやすさを並べる。件数が多いか少ないかより、自分の暮らしに合う候補が残るかどうかが大切だと思う。
情報を見る時の注意
物件の掲載状況は短い期間でも変わる。安い物件はすぐ消えることもあれば、長く掲載されたままのこともある。件数を紹介する場合は、調べた日と条件を書かなければ、数か月後には意味が変わってしまう。
また、同じ価格帯でも住居として使えるか、別荘利用を前提にしているかで探し方が違う。数字を大きく見せるより、どの条件で残った物件なのかを明らかにする方が、購入を考える人には役立つと思う。
まとめ
伊豆には500万円以下で探せる物件がある。しかし、「500万円以下の物件数」と「無理なく暮らせる家の数」は同じではない。戸建てなら修繕、マンションなら毎月の管理費、別荘地なら独自の維持費を見る必要がある。具体的な件数や相場は時期によって変わるため、この研究所では調査日を明記し、購入後の費用まで含めて記録していきたい。

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