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伊豆の500万円以下の家はどれくらい?10市町の掲載767件を集計

伊豆で500万円以下の家はどれくらいあるのか。2026年10月25日時点の僕の記録では、10市町・2000万円以下の掲載767件のうち、500万円以下は103件、13.4%だった。

その割合は市町で大きく違う。西伊豆町は86.4%、南伊豆町は57.6%に対し、伊東市は7.7%、熱海市は4.6%。今回の記録では、500万円以下の割合が高いのは西伊豆町と南伊豆町だった。

集計元は、僕がAIを使って、SUUMO・アットホーム・不動産ジャパン・各町の空き家バンクの売り出しを毎週記録している表である。

僕は伊東で100万円の家を買った。この記事では個別の家ではなく、僕の記録から「どの市町に候補があるか」「500万円を境に掲載内容はどう違うか」を見ていく。

更新日:2026年10月25日。今回の記録の取得日はすべて10月25日、2026年10月25日時点である。

500万円以下の件数と割合を市町別に見る

表の総数は、今回記録した2000万円以下の掲載件数である。500万円以下の割合は、その総数に対して計算した。

市町 総数(2000万円以下) 500万円以下 割合
伊東市 349件 27件 7.7%
熱海市 131件 6件 4.6%
伊豆市 84件 12件 14.3%
伊豆の国市 67件 9件 13.4%
南伊豆町 33件 19件 57.6%
東伊豆町 42件 7件 16.7%
西伊豆町 22件 19件 86.4%
下田市 30件 3件 10.0%
河津町 8件 1件 12.5%
松崎町 1件 0件 0.0%
合計 767件 103件 13.4%

出典:僕の記録(2026年10月25日集計)。以下の2表も同じ記録を使い、集計条件は末尾にまとめた。

探す地域を考えるときは、割合と件数を分けて読むとよい。西伊豆町と南伊豆町は500万円以下がそれぞれ19件。一方、伊東市は割合こそ7.7%だが、件数では27件ある。割合が低い市町でも、今回の記録に候補が少ないとは限らない。

伊東で暮らすことを優先するなら、まず27件の中から条件を絞る。地域を広げて探せるなら、西伊豆町や南伊豆町の掲載も並べてみる。表は、安い順に全域を眺める前に、探す範囲を決めるために使える。

5つの価格帯では何件あるか

767件を、価格帯が重ならないように分けた。

売出価格 掲載件数
100万円未満 18件
100万円以上〜300万円以下 60件
300万円超〜500万円以下 25件
500万円超〜1000万円以下 314件
1000万円超〜2000万円以下 350件
合計 767件

500万円以下は上の3区分を合わせた103件である。次の表では、この103件と、500万円超〜1000万円以下の314件を比べる。

500万円を境に、築年と修繕の記載はどう違うか

築年の中央値と「築1980年以前」の割合は、築年が分かる記録だけで計算している。

項目 500万円以下 500万円超〜1000万円以下
件数 103件 314件
売出価格の中央値 180万円 794万円
築年判明/不明 56件/47件 314件/0件
築年の中央値 1975年 1983年
築1980年以前 43/56件(76.8%) 139/314件(44.3%)
要修繕等のタグあり 49/103件(47.6%) 13/314件(4.1%)
自治体空き家バンク 35/103件(34.0%) 0/314件(0.0%)

「要修繕等」は、記録に要修繕・大幅補修・建物傷みのいずれかのタグがあるものを数えた。自治体空き家バンクは、取得元に「空き家バンク」を含む記録である。

築年が分かる記録では、500万円以下の帯で古い建物の割合が高かった。候補の築年が1980年以前なら、室内写真だけでなく、建物の状態や修繕履歴を問い合わせるきっかけになる。

要修繕等のタグがある割合も、47.6%と4.1%で大きく違った。掲載に傷みの説明があれば、「どこを直す必要があるのか」「入居前に必要な作業は何か」を先に聞く。価格の比較と、直す範囲の比較を分けるためだ。

取得先にも違いがある。500万円以下の35件は自治体空き家バンクの掲載で、比較相手の500万円超〜1000万円以下には今回含まれなかった。探す入口は、大手の物件サイトだけでなく、西伊豆町・南伊豆町の空き家バンクまで広げられる。

私道や再建築不可だけでは、安い帯の特徴を説明できない

私道のタグがあったのは、500万円以下で13件、500万円超〜1000万円以下で109件だった。今回の記録は、「安い帯ほど私道が多い」という並びではない。

再建築不可の注意タグは、500万円以下で3件、500万円超〜1000万円以下で6件だった。500万円以下の掲載を、再建築不可という条件だけで説明することもできない。

候補を見るときは、「安いから道路に問題があるはず」と推測するより、記載されている道路条件を一つずつ確認したい。車の出入り、通行や工事に関する条件、建て替えについて聞くことを分けておくと、問い合わせの内容が具体的になる。

候補の不足情報を問い合わせで埋める

問い合わせでは、「築年を確認できる資料はあるか」「要修繕とある箇所の写真や説明はあるか」を聞くところから始められる。そのうえで、現地で確かめたい場所を決める。比較表は候補を落とすためではなく、先に聞くことを見つけるために使いたい。

購入に向けた条件整理は安い家を買う前に知っておきたい現実へ。価格から地域を選ぶ前に、伊豆での暮らしとの相性を考えるなら伊豆移住をおすすめする人・しない人も参考になる。

今回の集計条件と、数字からは分からないこと

集計対象は、表に「物件」として登録され、別の記録への統合先がないか空になっているものだけである。807件から統合済み40件を除いた767件は、すべて売出価格10万〜2000万円で、記録上は掲載終了のものを含まない。件数の読み方に関わる注意は次の3つだ。

  • 売出価格であり、成約価格ではない。767件は僕の記録の掲載件数で、伊豆の住宅市場全体の戸数や確定した実戸数ではない。13.4%もこの記録内の割合である。実際の取引価格を調べる国土交通省「不動産情報ライブラリ」とは用途を分ける。同ライブラリは今回の掲載集計元ではない。
  • 統合済みを除いても、未整理の重複や取れない詳細は残る。500万円以下は築年不明が47件あり、価格帯で情報量や取得先も違う。タグなしは問題なしの確認ではなく、築年だけで適用耐震基準も確定できない。再建築不可の注意タグがある比較帯の1件には「不可」と「条件付き可」の併記が残る。これらの記載の差は、安さの原因を証明するものではない。
  • 10件未満の市町を相場の目安にしない。河津町は8件、松崎町は1件と少ない。