2026年9月11日、雨の日に、犬のクロムと宇佐美の別荘地へ行った。50万円で売りに出ている家を見るためだった。
気になったのは、谷のような地形と日当たり、それに道の細さと駐車場だった。
僕自身も、伊東の別荘地に100万円で買った家で暮らしている。その自宅も、日当たりがいいわけではない。たぶん、自分の家での暮らしがあったから、宇佐美でもそこが目に入ったのだと思う。
安い家に毎日住むと、買う時の値段のほかにも、定期的に払うお金や、買物の帰り道がある。自分の家と、宇佐美で見た別の家を分けながら、その話を書いておきたい。
宇佐美の50万円の家で気になった、日当たりと道と駐車場
宇佐美へ出かけた日は、クロムの散歩も兼ねていた。その家の売出価格は50万円。僕の家を買った時の半分の金額だった。
現地では、ちょっと谷のような場所で、日当たりが悪いなと感じた。雨の日だったので、一日中どんなふうに日が差すかまでは分からない。それでも、周りを見て日が入りにくそうだと思った。
道も細かった。駐車場がなさそうで、車は路上に停めることになりそうだと感じた。実際に住むなら、日々の車の置き場所が気になる。
ただ、こんなことを書いている僕の自宅も、日当たりがいい家というわけではない。
僕の家では、夏だと15時ごろに、山で日が遮られる。冬だと13時ごろには太陽が見えなくなる。暮らしている僕の感覚では、そのくらいだ。むしろ、じめじめしている方だと思う。
自宅でそういう日当たりを知っているから、宇佐美でも気になったのかもしれない。自分の家がよくて、見に行った家が悪い、と分けられる話でもなかった。
ここから先の管理費や水道、ごみ出しは、僕が住んでいる自宅の話になる。
僕が住むのも別荘地の家。100万円で買って2年
僕が自宅を買ったのは2024年9月。家の売買代金は100万円だった。買ってから約2年になる。
もともとは埼玉の駐車場のない賃貸に住んでいて、車を置ける住まいを探したことが、伊東の家を見るきっかけだった。海の見える場所に住みたい気持ちもあった。
いまは週末だけ訪ねる別荘としてではなく、毎日の住まいとして使っている。だから、店へ行って帰る道も、ごみを出す場所も、日々使うものになった。
買う時には、売買代金100万円を含めて約150万円かかった。仲介や登記などの費用で、その後の修繕や生活の準備のお金は別だ。
100万円で買えたことと、その後も暮らしていくお金は、分けて考える必要があった。
毎年かかるお金:管理費と水道の料金
この別荘地では、掃除や自治会館の運営などに管理費が使われている。僕は個別のサービスを使っていないけれど、年ごとにこの管理費を払っている。
水道にも基本料と使用料がある。僕の家について分かっている金額を並べると、こうなる。
| 毎年・定期的にかかるもの | 僕の家の金額と記録の範囲 |
|---|---|
| 別荘地の管理費 | 年35,000円。2026年10月時点の年額。 |
| 水道基本料 | 年15,000円。2026年7月までの費用記録にある金額。 |
| 水道使用料 | 4か月ごと約6,000円。同じ費用記録にある概算。 |
水道の金額は、購入から2026年7月までの費用記録から拾った目安だ。記録の期間がそろっていないので、ここでは足し算はしない。
このほかに固定資産税や、古い家を直すお金もある。表に並べた支払いだけで、家を持つお金の全部にはならない。
購入後も含めたお金は、自宅を約1年10か月持った時点の費用記録にまとめている。
水道は、別荘地の水道だった
家を買う前、僕は水道といえば市が管理しているものだと思っていた。ところが、自宅は伊東市の市営水道ではなく、別荘地の管理組合が管理する独立した水道だった。
普段使っていて、水質に不満を感じているわけではない。水そのものは気に入っている。ただ、買ってから、誰が水を家まで届ける設備を管理しているのかを気にするようになった。この先もずっと維持できるのか、という心配はある。
水道について気づいた経過は、100万円の家を買ってから分かった水道の話に書いた。管理費の額に加えて、水道を誰が管理しているかも、この家の条件だった。
毎日の道:ごみは歩いて2分、買物は坂の帰り道
普段のごみ出しは、家から歩いて約2分の集積所へ持っていく。
一方、よく行くナガヤは自宅から車で5〜10分ほど。海鮮や惣菜を見たり、半額品を探したりしている。
歩くと、店までは僕の体感で40〜50分ほどかかる。しかも帰りは上り坂だ。米や飲み物を持って帰ると、店まで行く時とは荷物の重さが違う。
車で何分という数字だけなら、それほど遠い感じはしない。でも、毎日住むと、買ったものを家まで持ち帰るところまでが買物になる。僕にとっては、店があるかどうかと同じくらい、帰りの坂が具体的な条件だった。
ここに挙げた時間は、僕の自宅からの目安だ。ごみを出す道と、荷物を持って帰る道では、同じ家からの用事でも違う。
それでも住み続けている理由と、手放すならどうするか
この家で好きなのは、家の前からクロムと歩けることだ。散歩を始めるために、まず別の場所へ移動しなくていい。
埼玉にいた時も、近くの大きな公園へ行くことはできた。いまは家の前の道を歩くだけで、鳥の声が聞こえ、森や海を眺められる。僕が歩く時は、人や車と出会うことも少ない。10分ほど歩く日もあれば、30分、1時間と歩くこともある。
もちろん、気に入った景色があっても、家の寒さまでなくなるわけではない。2026年8月の冬のnoteには、前年の冬、大きい部屋を暖めるのを諦め、6畳くらいの小さい部屋を中心に過ごしたことを残している。それでも意外となんとかなった。
日当たりのよさや便利さを何でも満たした家ではない。それでも、僕には犬と歩く日常があり、ここで暮らしている。
この家を手放すなら、できれば貸したいと思っている。でも、売るのでもよい。いま話せるのは、そのくらいの将来の希望だ。
宇佐美には、50万円で売りに出ている家があった。ただ、その値段で売れたという話ではない。自宅を貸すにしても売るにしても、日当たりや道の細さ、駐車場を、相手も気にするかもしれない。僕が家を見て気になった条件は、手放す時にも関係しそうだと思う。
これから別荘地の家を見に行くなら、値段の前に、土地の形と日当たり、道と駐車場、管理費の中身、水道を誰が管理しているかを見ておきたい。僕自身、次に見に行く時もそうするつもりだ。